アイデンティティの危機

アイデンティティの危機

1月15日、チベット仏教高僧であるゾンサル・ケンツェ・リンポチェ(Dzongsar Jamyang Khyentse Rinpoche)の講演会が東京で行われ、山下先生からの縁で私も参加させてもらった。

講演のタイトルは「アイデンティティの危機」である。

リンポチェとの縁は、17年前に来日された時、禅について学びたいというリンポチェと山下先生が二週間にわたって禅や仏教について話し合われたのを機に、リンポチェよりインドに招待され、毎年渡印することになり、2014年以降は私も随行させてもらっている、というもの。ヒマチャールプラデーシュや南インド、カリンポンなど、リトリートのためインドで滞在するセンターは、全てリンポチェがファウンダーである。

という縁で、直接の縁ではないのだけど、リンポチェを師の一人と仰ぐ山下先生に師事する私としては、私のルーツでもある、ということになるかどうかはわからないが、当日は朝からなんだか妙に緊張した。

で、結論だけ言うと、大丈夫。
リンポチェの話は、10年かけて学んできたことと寸分違わないものであると感じる。
日本という、宗教オンチの土地で、なんとか最善のことをやってきたつもりではあれど、いかんせんオンチだから、理解者が少ない、肩身が狭い、なんだか特殊なことをやってるような後ろめたい気分になってくる。
というのを一掃してくれる、リアルな、それも今をときめく最高レベルの仏教の先生の話が、ほぼ理解できるのだから、やっぱり間違ってなかったな、とホッとした。

ところで、タイトルの「アイデンティティの危機」というのが、世間の現状だ、という話である。
リンポチェはしかし、危機だというアイデンティティは、箱の中にあるもので、箱の外(out of box)に出るのが仏教だという。

それなら、一法庵で一貫してやってきたことだから、ね。

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