KarunaYoga

about Rie


いたばし りえ
Rie Itabashi 

1976年生まれ。
武蔵野美術大学卒。
友永ヨーガ学院の指導者養成コース修了。
日本ヨーガニケタンTT修了。
杉並区の複数の会場や、クリニックのマインドフルネス講座にて、一法庵の説く「青空」を念頭においたヨーガを指導。

2012年よりサークルや公共施設のヨーガクラスで指導。

2014年より鎌倉一法庵住職 山下良道師に師事。

2016年より一法庵のヨーガを担当。関東を中心に、四国、福島、インドなどのリトリートでのヨーガを担当。

2020年より「カルナーヨーガ」を立ち上げ主宰。



子供の頃から内向的で、高校進学の時には、同級生たちが何の疑いもなく決まりきった事のように受験に挑み、その先のレールに乗るべく努力する姿を不思議に感じ、その流れにどうしても乗り切れず、進学自体に疑問を感じたものです。とにかく絵を描きたいという思いだけを頼りに進学した大学を出ると、心身症を患って薬が手放せない時期が数年続きました。

見かねた友人に強く勧められて、2005年頃よりヨーガを始め、2009年から3年間の指導者養成コースを修了。ヨーガをしていればなんとか安全な場所にいることが出来ることが分かり、これを仕事にする他はないと感じたのがそもそもの理由でした。

ヨーガ中心のおかげで格段に体調は回復していったものの、依然として解決しない心の問題があることがかえってクリアになってゆきました。ヨーガを始めた頃から、ヨーガ実践者によくある、過度に偏った食事療法による摂食障害のような時期も10年近く続き、学生の頃から好きで飲んでいたお酒も、次第に度を越して軽い依存症のような状態に陥りもしました。依存症、摂食障害、鬱状態、引きこもり、どれも程度は軽いものの、その苦しさは全て体験しました。

トレーニングが終了し、ヨーガを続けてゆくにあたり、資格や技術を増やすことくらいしかないヨーガの在り方に、つまらなさ、物足りなさを感じはじめ、加えて、イライラや憂鬱さなどの心の状態こそが問題なのだということがわかってきたことで、ヨーガ(瞑想を含まない体操主体の)だけでは心の問題は解決がつかないのではと感じるようになってゆきました。
その頃、たまたまつけたテレビの番組(NHK「こころの時代」)で一法庵のことを知り、直観的に翌日メールを送り、翌月には接心に参加。直観にたがわず、一法庵には、この不自由な自分を超える、「もうひとつの自分」を念頭においた瞑想メソッドが教えられていました。

現在は、ヨーガと瞑想によって、一法庵の教える「本当の私」を自覚することであらゆる生きづらさを乗り越えることを目標にヨーガ指導をしています。


仏教の基本的な教えに「四聖諦」という四つの真理があります。

その四つとは、苦諦(くたい)・集諦(じったい)・滅諦(めったい)・道諦(どうたい)。

この一番目の苦諦、「この世の一切は苦である(一切苦厄)」という真理を、お釈迦様は最初の説法で説きました。そして、仏教とは「苦しみの終わり」を説いたものです。
では、その私たちを苦しめるものとは何かを、そして、苦しみから解放される具体的な方法を学び、実践します。