サムサーラとモクシャ

サムサーラとモクシャ

コロナ以前は毎年リトリートを行なっていた、インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州にある僧院、ディアパーク。ダライ・ラマ法王のいるダラムサラから車で2時間のこの土地ではたくさんのチベット人に会うことができる。彼らの生活の中心には信仰がある。

サムサーラはサンスクリット語で輪廻を、モクシャは解脱を意味する。
日本語で輪廻や解脱と言ってしまうと、カルト宗教の問題を長いこと経験してきた我々日本人にはアレルギー反応を起こす人が多いのではないか。しかし、日本を出てインドやタイ、スリランカ、チベットなどでは、輪廻や解脱はお坊さんにとってだけでなく一般の人にとっても当たり前な事実とされているのは、インドなどに行って少なからず人びとに触れたことがある人なら多少なりとも知っていることなのでは。

で、ヨーガではこれをどう考えているか。
インド発祥のヨーガのこと、もちろん、輪廻とそこからの解放である解脱は「最終目的」であり、輪廻、解脱はインドやチベットの人々にとっては事実である。

そして、日本には、ヨーガ、さらに仏教でさえ、まず輪廻という事実は存在せず、したがってそこからの解放であるところの解脱も本気では取り沙汰されない。
だって、ヨガの先生やお坊さんが輪廻について話すのを聞いたことがありますか?ヨガスタジオやお寺で確認してみて下さい。

このように、日本のヨーガと仏教は、世界標準からすると異色の在り方をしていることを、まずはおさえておいて下さい。

続けて、では輪廻とはということを次回考えていきます。

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