エカッガターという避難所

エカッガターという避難所

【ekaggatā】(エカッガター/パーリ語)
・eka(エカ)= 1つの
・agga(アッガ)= 頂点、中心、対象
・tā(ター)= 〜であること(名詞化する接尾辞)(心が)一つの対象であること

日本語では
【一境性】(いっきょうせい)
・一(いつ)= 1つの
・境(きょう)= 対象に
・性(せい)= 集中している状態

最近、持病の腰痛がおもわしくなくてちょっと参りかけている。
予定していたことが進まず、焦りばかりが募る。この腰痛ではと、自信もなくなりかけている。

と、心がフィジカルな問題に引っ張られて暗い時、坐禅もヨガももちろん助けにはなるけど、それだけでは足らず、もう少し加えて安全な場所が切実に必要になってくる。

という今、台所が救いの場所であると、強く感じる。

午前のヨガが終わり、さて昼食の用意と、冷蔵庫にある食材を点検してナポリタンを作る。
肉っけは魚肉ソーセージしかないし、ピーマンもないので、代わりにナスを使ってみる。
目標は高く喫茶店のナポリタンを目指して、まめに味見しながら三ツ口のコンロをフル回転させて作る。有り合わせで作る目玉焼きつきナポリタン。
これが本当に楽しい。
3人分にはちょっとソースの量が足りず、薄味になってしまったものの、かなり喫茶店の味に近く仕上がった。

台所仕事にはエカッガターがあると思う。
台所が神聖な場所にすら感じる。
瞑想のように、さあ入っていこう、という不要な構えなしに、自然に一つの対象に入っていける。洗い物を終えて、床を拭き、冷蔵庫を拭き、ゴミをまとめる作業に喜びを感じる。
というわけで、暫く進んでおさんどんに励もうと思います。

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